04章:対闇の勢力
【覚悟を決めた少女】
二人は骨折など酷い重傷では無かったものの、外傷は酷かったため、しばらく入院した。
しかし、二人とも怪我は急所を外していたので、見た目の割に大したものではなかった。
当然、異性の二人は病室を分けられてしまった。
当たり前だが、すぐに警察の事情聴取を受けた。
乱馬はまだ動けない状態で、別々に聴取を受けた。
慣れない事情聴取にあかねは戸惑ったが、乱馬の男気ある行動を見て、自身も勇気を以て全てを正直に話した。
幸い未成年という事もあり、早雲やかすみが傍に付いててくれたため、あかねは何とか落ち着いて話せた。
常軌を逸した話に、警察は半信半疑だった。
だが、隣の部屋での乱馬の聴取を終えた時に、小さな轟音が聞こえた。
「なっ…? ど、どうした!?」
するとあかねの部屋の警官が見に行き、帰ってくると共に信用してくれた。
きっと乱馬が超人的な力を見せつけ、常軌を逸した真実を信じさせてくれたのだろう。
(また、、乱馬に助けられちゃったな…。)
どこまでも乱馬は、あかねを助けてくれる。
納得した
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